INTERVIEW
代表取締役社長の笠原社長から、話を聞きました。
笠原 秀幸 HIDEYUKI KASAHARA
株式会社クラフトワーク 代表取締役社長
クラフトワークの歴史
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創業から今までのクラフトワークのことを教えてください。
クラフトワークの創業者は現在の技術営業部長である梅沢です。当時社長であった梅沢が、クラフトワークを工事専門の会社として1988年に設立しました。
私は、1991年に入社をし、その後は設備工事を行う職人として勤務し、2012年に2代目の社長となりました。クラフトワークは、会社としても個人としても、「職人」としてのノウハウを蓄え、これまでの仕事に関係する新しい仕事に挑戦を続けています。
私個人で言えば、元は職人ですが、現場の管理を行う現場監督としての仕事もさせていただいています。会社としては、工事から派生をして「SE」「メンテンナスや調整」「現場管理」といった、様々な仕事の幅を広げています。現在は設立からおよそ30年となり、皆様に広く知られている大規模な建物等の案件もお任せいただけるようになりました。
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クラフトワークの創業者、現技術営業部長の梅沢さん。当時は職人の一人だった笠原さんを社長に指名した理由は、「しぶとかった」から。若い頃はよく仕事のことで熱くなり喧嘩もしたそうですが、仕事には一切の妥協をしない笠原社長のその姿勢は、会社にとてもいい影響を与えていたそうです。「託すなら彼だなと思ったその選択に、一切の迷いは無かった」と語ってくださいました。
「クラフトワーク=職人仕事」という社名に込める想い
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クラフトワークの社名の由来を教えてください。
クラフトワークは英語で「職人仕事」という意味の言葉です。これを社名にしたのは、キャリアや年齢でもない、社員のひとりひとりが職人として自分の技術にプライドと自信を持って仕事をして欲しいという想いからです。
この業界は「同じ失敗をしない」ことが特に大切だと思っています。設備工事は、不具合がお客様の事故に繋がる可能性もあるからです。そのため、当社の職人は社内の失敗にとても敏感です。「周囲で起きたトラブルを絶対に自分が繰り返さないという意識」また、失敗の当事者も「仲間に積極的に共有する意識」を自然と持てています。
これからも、社名にふさわしい仕事を続けられるよう会社一丸となって仕事を続ける所存です。
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入社希望者に求めることはなんですか?
まずは「元気」なこと。そして、お客様や同じ現場の仲間に「何をしてほしいか」「自分は何をすべきか」を自ら考え、気を配れるような方だと嬉しいです。技術や資格は、クラフトワークに勤務をしていただければ自然と身につきますので、将来的に「職人としてのプライドと誇りを持って生きていく」という意欲さえ持ってもらえれば、大丈夫だと思いますよ。
今の日本では、ある意味働かなくても生きていくことができるじゃないですか。誰かと比べて”相対的な貧困”だと感じることはあっても、食べるのにも困るような”絶対的な貧困”というのはなかなかありません。そんな時代だからこそ、自分の貴重な時間を売って仕事をするからには、仕事の価値を高め、当社の職人たちには、より豊かに、より幸せになって欲しいと思っています。
それでこそ社員とその家族も幸せになれると考えていますし、会社としては、そのためのバックアップを可能な限りさせてほしいなと思っています。
“数より質”の職人集団となる
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クラフトワークの今後の展望を教えてください。
当社は、今ある技術からもっと幅広い仕事はできないかということを、常に考えています。また、新規のお客様を増やし、より多くのお客様のお役に立ちたいとも考えています。ただ、むやみに会社を大きくしていこうという気持ちは、実はありません。
当社では、職人同士が信頼し合い、積極的に意見交換を行える、また作業量に応じて助け合える体制ができあがっています。これは大きな会社ではできない、当社ならではの良いところであると自負しています。だからこそ、新しい仲間の入社が決まった時には、大切にしていきたい気持ちを強く持っています。
今まで築き上げたものを大切にしつつも、新しいことに挑戦する気持ちも忘れずに、今後もお客様のご期待に添えるよう、会社一丸となって邁進していきたいと思います。